確定申告が必要だけどやり方がわからないと悩んでいませんか。
初めて確定申告をする場合は何から始めて良いか、わかりにくいですよね。
サラリーマンの方であれば年末調整を行うことで納税の手続きが完了しますので、確定申告をしたことがないという方も多いのではないかと思います。
本記事では、初めて確定申告をする方向けにやり方をまとめましたので、ご参考になれば幸甚です。
確定申告の方法
確定申告の方法は、3つの方法があります。
1つ目の方法は直接会場に行く方法で、2つ目の方法はe-Taxで電子申告する方法です。
そして、3つ目の方法は郵送で申告する方法です。
それぞれメリットとデメリットがありますので、自分に適した方法をまずは検討しましょう。
確定申告の方法 | 窓口/会場 | e-Tax | 郵送 |
提出可能時間 | 開庁時間 (時間外受付箱があれば時間外可) |
24時間 (確定申告時期) |
24時間 (消印が提出日になる) |
書類の作成指南 | 職員による指南あり | 入力ガイドによる指南あり | なし |
利便性 | 特記事項なし | 一時保存可能 翌年も保存データを元に作成が可能 |
特記事項なし |
費用 | 交通費 | 不要 | 印刷代・切手代・封筒代など |
備考 | 混雑するため、待ち時間が必要 入場規制の可能性あり |
事前に利用申請が必要 | 控え用の返送用封筒が必要 |
税務署または確定申告会場で申告する方法
確定申告は税務署または確定申告会場で行うことができます。
お住まいの地域を管轄する税務署がありますので、不明であれば市役所へ確認するか、ネットで検索すればご自身の担当税務署を確認することができます。
確定申告の記入書類は税務署で入手することができますが、ネットから入手することも可能です。
初めて確定申告される方で必要書類がわからない場合は、税務署で相談する方が抜け漏れが少ないと思います。
ただ、確定申告の受付が始まる2月以降は税務署が大変混雑しますので、12月や1月などに事前予約をして税務署へ伺うことをお勧めします。
また、確定申告の時期になると毎年確定申告会場が設置されます。
確定申告会場の場所は街中で掲示されていたり、お住まいの管轄の税務署のホームページなどで確認ができます。
確定申告会場で申告する場合は必要書類を持参し、係員の説明を受けながら入力することができます。
近年は会場の混雑緩和対策のために入場規制がされていますので、入場整理券が必要となっています。
入場整理券は当日配布になっており、配布状況によっては後日になってしまうこともあるので注意しましょう。
事前予約についてはLINEでオンライン発行することができますので、確実に決めた日程で申告したい場合は予約をした方が無難です。
e-Taxで申告する方法
e-Taxを利用することで、ネットで確定申告をすることができます。
e-Taxは国税電子申告・納税システムのことで、国税庁が管理するオンラインサービスです。
e-Taxを利用することで、パソコンで確定申告書の作成ができ、国税に関する申告・申請・届出・納税の手続きを行うことができます。
利用可能な時間は土日祝日と年末年始を除く月~金曜日の朝8時30分から夜24時までですが、1月4日〜4月15日の確定申告の時期はメンテナンス時間を除いて24時間利用することができます。注意点としてe-Taxを利用するためには利用申請を予め行なって、利用者識別番号を取得する必要があるので、システムを利用したい場合はまず利用申請をしましょう。
利用申請は税務署で申請するか、ホームページから申請ができます。
税務署で申請する場合は本人確認が必要となりますので、運転免許証など本人確認書類が必要です。
ホームページからの場合は通知カードまたはマイナンバーカードが必要です。
多くの場合はe-Taxで対応可能ですが、添付書類によっては郵送での提出が必要になる場合もあります。
郵送で申告する方法
確定申告は郵送でも可能です。
郵送の場合は、事前に自分で書類作成をして税務署に提出をします。
確定申告の書類は提出用と控え用が対になっていますので、郵送の場合は控えの返送用封筒も同封する必要があります。
持参した場合は控え用に収受印を捺印され、その場で返却されます。
控え用の返信封筒には自分宛に届く用住所をあらかじめ記載し、切手を貼付します。
切手の金額ですが、費用が正確にわかればその金額を貼付するべきですが、わからない場合は84円切手を貼付すれば大丈夫です。
金額が不足する場合は「料金不足受取人払」という形で但し書きがされますので、きちんと対応しましょう。
税務署へ郵送する場合、書類は折り曲げても構いませんし、封筒のサイズも決まりはありませんので必要書類が入る封筒を準備しましょう。
郵送の種類としては第一種郵便物(手紙やハガキ)か信書郵便で大丈夫です。
提出日は消印の日付となりますが、不備が発生することもありますので早めに提出することをお勧めします。
まとめ
本記事では確定申告の方法をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
私は窓口で提出をしていましたが、混雑することと利便性の観点から今はe-Taxを利用しています。
初めてで不安という方は、事前に税務署へ相談するともにe-Taxの利用開始の手続きを行なって、提出はネットで行うという方法がお勧めです。